由羽は、私の腕を掴むと耳打ちした。


「ま、まあね。それより由羽は?彼氏とどうなったのよ?」


「別れたの。だから、今度コンパしよ。ヒサシくん連れて来てね!」


それだけ言うと、由羽は私の背中を押した。


「ほら、ドアの所で待ってるよ。ヒサシくんが」