「さっき雲に隠れて一瞬、暗くなったでしょ。その時に……」



「──ご名答」



!!!



「現れたわね!今度は簡単には捕まらないわよ!!」

太陽が雲に隠れ、辺りが暗くなる。

「こいつは今、俺自身でもあるんだぞ。いつもようにお札を使えばこいつの肉体をも滅びる」

「……なっ!!」

要は右手にそれを握りしめ、戸惑う。

このままでは悪霊を壊すことができない。



どうしたらいいの……!?