鈴原秋人の死体を発見してから五分程眺めた後、そういや母親はどこ行ったんだろう?と10分ぐらい家中探してみたが見つからない、ということで警察へ連絡した次第である。
他に何があるわけでもない。

因みに、警察が来るまで朝食(パン+イチゴジャム)を食べていた。
家に駆けつけた警察官が犯人はお前か、みたいな顔をしてきたけど。

くぁ、と欠伸をしながら近くにある公園へとテクテク歩く。
…しかし、眠い。
朝はスムーズに起きられたというのに、体がダルく瞼が妙に重い。
…確か、布団に入る時も、体がやたら重く感じて直ぐに寝入ったのだった。
そこで、ふと一つの仮説が思い浮かぶ。

それは、あまりにも自意識過剰すぎる仮説だけれど。

私は、もしかすると睡眠薬を飲ませられたのではないだろうか。