命懸けで弟を産んで一年後

管だらけの母の体

お見舞いに行った私と弟

私は何故か母だと受け止められた

だって

声と瞳は何も変わってない


でも弟は

怖かったみたい変わり果てた母の姿が

泣きながら父にしがみついた