君の好きなところを数えたら、キリがないくらい、



僕の気持ちは、君への“好き”であふれてる。



だけど、君はもう違う男を想っていると言うの?



僕は君とこれからも前に進みたいのに。



君は立ち止まり、僕とは違う方向へと歩こうとしている。



「でも、嫌いになってくれたほうがいい……。イサムはいつも優しすぎるんだよ」



「もう泣かないで……泣かなくていいから。樹里菜の気持ちは分かったからさ」



たとえ誰を想っていようと、



君は僕にとって大切な人。



それはずっと変わらない、変えられない。



変わることのない事実なんだ。