メンバーは、私と直と真由美さんと大野先輩と田村豪太、他に男の先輩2人。
「プチ新入社員歓迎会ってことで。んじゃこれからよろしくな」
大野先輩がそう声をかけて、乾杯した。
カチンとグラスが当たる。
大野先輩が隣にいる。
あの社員旅行から半年以上が過ぎた。
毎週コンパに顔を出し、元彼にメールしてみたり、出会いを求めたけれど・・・・・・だめだった。
大野先輩が好きだった。
どうしても。
大野先輩と過ごしたあの夜の幸せが忘れられない。
あんな風に優しく微笑んでもらいたい。
やっぱり、彼女になりたい。
傷つけられたけど、それでもいい。
大野先輩じゃないと、だめなんだって・・・・・・日が経つほどに感じていた。