ケータイ小説 野いちご

シュガースパイス


今、私は専業主婦。




真琴と結婚してから、お仕事はしていない。




結婚する前は、デパートの店員として働いていたけれど。




そこで真琴と出会って…結婚した。




真琴は確か、いつも来てくれる常連様だったのよね。




私はケータイを開き、電話帳のフォルダから翔のアドレスを出す。



“会いたい”




たったその一言だけを打ち、送信する。




翔からはメールや電話は来ない。



別に私が、するなと言ってるワケでもない。




これが暗黙の了解だから。




これが不倫の最大のタブーだから。





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