目の前にあるテーブルには料理がたくさん並べられている−−


「ルナちゃん、好きなの取って食べてね」


ミズキはそう言いながらお皿をくれた


「ありがとう。

ねぇ、ここだけ少し高くない?」


「ここは総長と幹部の場所なんだよ。

他の奴らは上がれないんだ。

ここは2階にある部屋みたいなもんだよ」


「そうなんだ。

あ、誕生日の人にクッキー渡したいんだけど誰かわかんなくて…

どうしたらいい?」


「じゃあ…

今回の誕生日該当者、こっちに来てくれ。

ルナから手作りクッキーのプレゼントがある」


ミズキはみんなに聞こえるように大きな声で叫んだ−−