栗色の髪はクルクルと丁寧に巻かれ横流しにスプレーで固めらた後、花が添えられる




両耳には小さくプチっとしたピンク色の桜のピアス




それとお揃いの桜柄をした着物は何重にも重ねられ私を引き締めるようにして包んでいた。




「そろそろお時間です、参りましょう」



メイドさんが私の手を取るようにしてウフっと笑う。



参りましょうって…



参らないから!!断じて参らないから!!!




「何よコレ!!何で私、着物なんか着せられてるの!!?」