屋上を出て階段を降りる。




屋上からとうざかるとあたしはポケットから真新しい白い携帯を取り出した。





ほんとは、携帯を持っていた。




白くてシンプルな携帯。傷1つついていない。




ほんとは、携帯を持っていたが連絡先を教えることはしなかった。





これ以上あの人達と関わるつもりなんてない。




めんどくさくなるだけだ。





あたしは携帯をポケットにしまいこんで再び歩き始めた。













まさかこれが、あたしの運命をかえる出会いになるとはこのときはおもってもいなかった。