「今度から僕たちが鳴海ちゃん守るから安心してね?」


零くんの優しい言葉になんだか嬉しくなる。


だけど自分の身は自分で守らなきゃ。


「気持ちだけもらっておくね?」


「鳴海ちゃん…」


零くんが心配するのも分かるよ…。大切な友達を酷い目に遭わせたくないんだよね…。


「なるちゃんほんとに大丈夫なんだよね?」


魁くんの優しい声。


「うん、大丈夫」


自分でなんとかできるよ…。


だって、みんながいるんだもん。