夢。 遠い昔の夢。 僕の目の前に、僕がいる。 幼い頃の僕。 まだネガティブのネの字も知らない、純粋な頃の僕。 まるで自分の人生を映画館で観ているような、そんな気分だった。 幼い僕は笑いかけている。 目の前の少女に。 その隣にいる、幼い少女よりももっと小さな子猫に。