ケータイ小説 野いちご

海へ...

母の反対

あの夜の後も、あたしとカオルの関係は変わらなかった。

あたしはいつも通り、放課後は海へ向かった。

そして、カオルの船に乗って、漁へ出て。

仏教の話をしながら、陸へと帰り、別れた。

カオルはいつも通り、優しかった。


けど、最近のカオルは、何か、思いつめてるような。

そんな不穏なクウキがあった。


なんだろう。

うまくいえないけど、カオルは何かに悩んでる。

カオル、どうしたの? 悩みがあるなら相談して!


そう言いたかった。

でも、そのときが来るまで、私はずっと待っていようと思った。

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