ケータイ小説 野いちご

海へ...

夏と海とあたし
新しい生活


高校二年生の夏。

あたしは東京を離れ、滋賀県にある小さな漁村に来ていた。

お父さんの仕事の都合。

家族揃ってのお引越し。

村に来た初めての日、

あたしは村中を散歩した。

どこを見ても、海ばっかり。

なんにもない、退屈なムラ。

オシャレしたって、誰も見てくれない。

スイーツだって、どこにもない。

危険な恋も、ドキドキするような放課後も期待できない。



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