次の日。


目が覚めるとベッドの上にいた。


伊吹はすでに起きており、リビングに行くと制服に着替え終わっていた。


「おはよ。」


いつもの通り挨拶をして、向こうも笑顔で返してくれる。


そう思っていたのに………


「お、お、おはようございます……!」


何故か私から顔を背ける伊吹。


…………はい?


「ちょっとなんで私の顔見ただけで照れてんの?」


「き、気のせいじゃないでしょうか……!」
「どう考えても違うでしょ。」


明らかに様子が変だ。


こんなこと今までで1度もなかったし。