ーあいー


ーコンコン

赤羽先生「はい。」

「先生…」

赤羽先生「ぁあ。どうぞ。」

「失礼します。」


赤羽先生は、コーヒーを出してくれた。


赤羽先生「今日は、どうしたの?」


私は俯いた。


「はやとの事で…」

赤羽先生「うん。」

「はやと…あと、どのくらいですか…?」

赤羽先生「っっ!!!!!」

「このまま辛い治療続けて、完治は出来ますか?」

赤羽先生「…」

「先生…なんか、言ってよ…。」


私は今にも消えそうな声で呟いた。


赤羽先生「…完治は…望めない。今の治療もあまり効果が見られない。。。」

「…」

赤羽先生「でも、このまま治療を続けていないと、はやと先生はもっと身体が辛いと思う…」

「そうですか…はやとは、この治療に耐えられるんですか…?」

赤羽先生「耐えてもらいたい。」

「…どんどん痩せていって、最近はご飯もあまり食べなくなってる…」


先生は、少し考える顔をした。
そして…

赤羽先生「はやと先生の治療少しやめてみようか」

「え?」

赤羽先生「違う治療に変えてみよう。今より、強い薬にはなるけど多分その方がはやと先生も楽になると思う。」

「本当ですか?是非、お願いします!!」

赤羽先生「ぁあ。はやと先生には、私から話しておくよ。」


私はさっきとはうってかわって笑顔で医局を出た。