1番最初は「好きです」から始まって、
最後はあっけなく終わってしまう。

もっとずっと隣にいたかったのに、
もっとずっと笑いあっていたかったのにって
後悔と悲しみだけが押し寄せる。

何気ない会話でも、
どんなに辛い事があっても、
隣にいたくて、我慢して背伸びをする。

それが、大変でも、辛くても、
すごく楽しかったんだ。

隣で背伸びをするのが、
出来るのが嬉しくて

泣いちゃうのは
背伸びで足が時々ふらついちゃうから

でも、だんだん土台が崩れてきて

背伸びをしても届かなくなった。

メールで送られてきた「別れ」の言葉。

言い訳みたいだけどさ、

素直になれなかったのは
「愛してた」から…

裏切られても隣にいたのは
「信じてた」から…

喧嘩したのは
「隣にずっと立っていたかった」から…

大丈夫じゃなくても大丈夫って言ったのは
「気づいて欲しかった」から…

最後まで粘ったのは
「まだ隣で一緒に生きたかった」から…


今はもう、届かないのに、
分かっているのに、
その背中を見ると、
背のびをしたくなる。

あの温もりを忘れられない、
忘れたくない。

また、隣で背伸びがしたい。

そう思うのはいけない事ですか?

その温もりを感じたいと思う。

そう思う私は馬鹿ですか?

隣で背伸びをしていたことは
私にとって大事な人生の1歩だったんだ。

大人になるための大事な1歩。

でも、隣から温もりが消えてしまったことを
しょうがないことだって思いたくないんだ。

もっとずっと頑張れば、隣で生きていけたかもしれない。

もっとずっと頑張れば、愛して貰えたかもしれない。

まだ、チャンスがあるなら、私はもう一度、
隣で背伸びをしたい。

今度はしっかり手を取り合って、転ばないように、しっかり立っていたい。

他の誰かじゃダメなんだよ。
その温もり、その背中じゃなきゃ嫌なんだ。

まだ、好きなんだ。






だから、もう一度私にチャンスをください。





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