私は知ってる。

幼なじみの脅威を!!!





「だってよくあるじゃん!漫画とかでも!いい感じだったヒロイン達が、突然の幼なじみの乱入によってすれ違ってしまうシーン!」


「小春、一回全国の幼なじみの関係に値する人達に謝ろうか」





柚木の前の席に座って、なるみさんのことを話していた私。


ムーっとしながらも「ごめんなさい」と謝る。





「高広先輩の幼なじみ、すごく美人さんだった」


「話聞く限りサバサバ系の美女ってイメージ」


「どうしよう、先輩に彼女が出来てしまう!」


「幼なじみだからって彼女に発展することはないでしょ」





相変わらず冷めている柚木。

ムッスゥー、とした顔をしても無視。



はぁ、とため息をついた。