そんな話で、司君との甘い一夜は幻に終わった。 だが、仮にあの時断らなかったら、私はどうなっていたのだろう。 ドキドキしすぎて心臓破裂して死んでいたかもしれない。 いや、想像するだけで死んでしまいそうだ。 司君のことを考えると、頭も身体もおかしくなる。 こんなにも、私は司君に惚れているのだ。