ケータイ小説 野いちご

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甘すぎてずるいキミの溺愛。

尊くんとわたしのカンケイ。




わたしと尊くんが出会ったのは3ヶ月前の春が終わりを告げる頃。


まだ旧校舎が使われていたとき。
使われていたといっても、ほとんどの部屋は使われていなかった。



その日は化学の授業があって、本来なら新校舎の化学室が使えるはずだったんだけど、

なぜか別のクラスと授業が被ってしまっていて、すでに化学室が使われてしまっていた。


それで、あとからきたわたしたちのクラスが旧校舎の化学室をその日だけ特別に使うことになってしまった。


「はぁ……なんでうちのクラスがこんな面倒なことになってんのよ」


旧校舎に移動する途中、わたしの友達の笹本小町(ささもとこまち)が文句を言っていた。


「ほんと旧校舎遠いもんね」

「まあ、移動してるおかげで授業の時間削れてるからラッキーだけど」


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