それから更に月日は流れ私はカウンセリング専門になった。

そして、カウンセリング室に中学生くらいの男の子がきた。


あい「どうぞ。座って」

その子は何も言わずに座った。

あい「お名前は?」

「ゆうき」

あい「ゆうきくんか!!私は、カウンセリングの三浦あい。よろしくね?」

ゆうき「うん。」

私は電子カルテに目を向けた。

ゆうきくんは、15歳 そして、重い心臓疾患のある子だった。
それともう一つ、、、

ゆうき「おれ、話す事なんもないんっすけど。」

あい「そっかあー。じゃあ、私の話聞いてくれる?」

ゆうき「は?なんで、俺が聞かなきゃいけねえんだよ。」

あい「うーん。それも、そっかあ。」

ゆうき「ばかじゃねえの。」

あい「そんな事言わないでよー。でも、ゆうきくん見て私の高校生の頃の事思い出しちゃってさあ、、、」

ゆうき「...」

あい「ゆうきくんに後悔だけは、して欲しくないから。」

ゆうき「後悔...?」

あい「うん。後悔。私、すっごーく後悔したからさあー。もっとぁあしとけばよかった。とか、もっと伝えられた事あったんじゃないかとか。」

ゆうき「何言ってんの。意味わかんないんだけど。」

あい「じゃあ、私の話しちょっとだけ聞いて?嫌になったら、言ってくれれば話しやめるから。」

ゆうき「しゃーねーな。」

あい「ありがとう。」

そして私は話し始めた。