ケータイ小説 野いちご

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この幼なじみ要注意。

これって一体なんですか。




「うわー、これは今晩ひどい雷雨になりそーだね」


放課後。

華が窓の外を見ながらそう言ったのに反応して身体をピクッと震わせる。


そう、今日の天気は最悪なことに夜から雷雨になるらしい。夕方の今は空が雲で覆われていて、今にも降り出しそう。


「降り出す前に帰らないとね……って美依大丈夫?顔色悪いけど」


「うっ…そ、それがね……今日に限って家に誰もいないの…っ」



今日に限ってついてない。お母さんはこんな天気なのに知り合いの人と旅行に行ってて、お父さんは出張で帰ってこない。


本来ならひとりでも全然慣れっこなんだけど


まさか雷雨になるとは。


小さい頃、家の近くで雷が落ちたことをきっかけに雷がすごく苦手になった。


今では稲光と音だけで怯えるレベル。


そんなわたしが今日一晩ひとりで過ごすなんて無理に決まっている。


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