ケータイ小説 野いちご

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居眠り王子の甘え方

デートですか松下くん




「んー……」


って。。。


やって来た日曜日の朝。


気付けば姿見の前でファッションショーを開いていた自分に急に恥ずかしさが込み上げてくる。



いや、なんで私、松下くんのお出かけについていくだけでこんなに着ていく服に悩んでるの?


ベッドの上はたくさんの洋服で溢れかえっていた。



「あーも!バカバカバカー!」


慌てて、散乱した服たちを片付けながら叫ぶ。



何悩んでるよのよ…。


相手は松下くんだし、デートなんて一言も言ってないじゃない!



ただついていくだけ!ただパフェを奢ってもらうだけ!それだけだ!



『そいつの彼氏…だけど』



この間、高杉に向かって松下くんはそういった。


付き合っていないとしても、今日外で松下くんと歩くとなれば絶対にたくさんの注目を浴びるわけで…。


そこで変な格好すれば松下くんだってきっと一緒に歩くのなんて嫌だろうし。


いや、べつに松下くんが嫌な思いしようが関係ないんだけど…。


でも、やっぱり、松下くんに見合うように隣を歩きたいなんて見栄を張りたい気持ちがあるのは事実だ。






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