あの日から、3日が経った。
あれ以来先輩はぱったりとわたしの前へ現れなくなった。
「あー、平和平和。あの生徒会長が来なくなってから、毎日が穏やかだわ」
「う、うん!ほんとだね!」
お昼ご飯を食べながら、私は笑顔を作った。
いつも通りの日常。タズちゃんと翔くんと、教室でお昼ご飯を食べて、話をして、
先輩が現れる前の日常に、戻っただけ。
それなのにーーなぜか心にポッカリと穴が空いたような空虚感が、私の心に芽生えていた。
どうしてだろう……ヤダな、私が望んだことなのに……。
あんなにも……先輩から解放されたいって、思ってたはずなのに……