次の日の朝…。




いつものように準備をし、制服を着て家を出る。




電車で1時間かけ、学園に向かう。




いつもは女子で溢れている車両に、男子生徒がたくさん乗っている。




うっ…受け付けない。




女性専用車両に移動し、隅の方で深呼吸。



なんだ、あたし。



超ヘタレじゃん。



こんなじゃ、後輩ちゃんたちに呆れられる。







なんてことないって顔しなくちゃ。




そうだよ、あたしは王子…




学園の、王子なんだ。