──────次の日



「おっはよーっ、愛美っ!」


「おはよっ、亜衣ちゃん」



亜衣ちゃんは小学校からの幼馴染み

家も近所で、親同士も仲が良くて

私にとっては"家族"みたいな存在



「ねぇ、明日さー…」



ガラガラッー



「……………?」



亜衣ちゃんと話をしていると

突然、勢いよく教室のドアが開いた

あまりにも大きな音で

賑やかだった教室が、一気に静まり返った