「菜々子おばちゃん、いい湯だったよ〜」


タオルで髪の毛を拭きながらリビングへ行くと、菜々子おばちゃんが困った顔をしていた。



「菜々子おばちゃん、どうかしたの?」



「実はね、蓮ったらキャベツを無理に食べたせたら気分悪くなったみたいで、熱もあるし咳き込んでるから……風邪引いたっぽいのよ」



え……




「そんなこと……ありえるの!?」




「キャベツを食べてから気分が悪いって言ってるのよね〜……」



嫌いな食べ物食べたぐらいで普通、そーなるかな?



「でね、実は私最近スーパーのパートしてて……まぁ、午前中だけど。」



「菜々子おばちゃん、パートしてたの!?」



「うん、友達に誘われて始めたの。ちょうど、お小遣い稼ぎにもなるかなって。」



そうだったんだ……。