頼希が隣に越してきてから、1月が経った。相変わらず、妖に囲まれて過ごす毎日…。

綾(力の強い妖とかが襲ってくるって言ってたけど…。誕生日から1月たってるのになにも起こってないし…あれは嘘だったの?)

夏華「綾ー?どしたの?ぼーっとして。何か考え事?」

綾「夏華…。うーん考え事ってほどじゃないよ。ちょっと疲れちゃって。」

夏華「…ここの所、妖が一族に手出ししてくることが多くなりましたからね…。」

綾「…そうだね。」
(考えることが多すぎて、夏華の口調を注意する気力も無い…。…ここの所、一族が襲われてるのと私が伝説の姫だということが関係している可能性も無いわけじゃない…。そもそも、伝説の姫って…。はぁ、私、その当本人のはずなのに全然知らないんだな…。うーん、放課後頼希に聞いてみよう…。)