六本木。

「こっちの道でいいの?」

「うん、合ってると思う」

「とりあえず、行ってみよ」

「うん」

地図を見ながら大都会をキョロキョロ。誰がどっから見ても、お上りさん感タップリだと思う。
でも、言葉は田舎者がバレナイように、必死に標準語をしゃべってる、つもり。