翌日。

冬休みが始まり、まりかは部活に来ていた。

『まりか、昨日どうしたの?
イベント、なんで悠樹くんと…?』
希子が心配そうに聞いてきた。

『……希子〜!!』
まりかは希子に抱きつき、事情を話した。

『…そっか。
辛かったね…

プレゼント選んで、
ケーキ作って、
小物系とか身に付けないあんたが、可愛いマフラーつけて、
オシャレして、
頑張ってたのにね…』

『うん。
なんか、あっけない…

あ、マフラーはさぁ、悠樹からのクリスマスプレゼントなんだ』

『そーなの!?

…ねぇ、悠樹くんってさぁ…』

『ん?』

『…んーん、なんでもない!』