『悠樹、私ん家覚えてる?
今から来れる!?』

まりかから、突然呼び出される悠樹。
緊張しながらチャイムをならす。

『悠樹ー!入って、入って!』
『…うん』

(まりかの部屋だーーーっ!!

応援するって決めたとはいえ…
俺、幸せかも)

『あのね、賢にぃにクッキー渡そうと思って練習してたんだけど…
作りすぎちゃったし、味見してくんない!?』

『つか、まりか…
どんだけ作ってんだよ!』

テーブルの上はクッキーだらけだった。

『つい夢中になっちゃって…
てか、どの味がいーと思う?』

悠樹は味見をしながら、何気に視界に飛び込んできたものに…一瞬固まる。

『まりか!!
下着片付けとけよ!!』

『え…

わっ!やばっ!』

慌てて、干してある洗濯物を片付ける
まりか。