数日後…

『まりか、おはよう』

『あ!賢にぃ、おはよ!
けっこー頻繁にこっち乗るんだね?』

『いや、今度は悠樹に頼まれて。
はい、これ。』
と、何冊かのサッカー本を渡す。

『え、なんでだろ!?』

『自分で渡すように言ったんだけど、
急ぎで見てほしいからって。』

『そーなんだ…』

(もしかして…
これって悠樹のナイスアシスト!?)

『あ、賢にぃ!
いつもなんかごめんね、ありがと!』

『全然、いいよ。
それより まりか、サッカー部のマネージャーだったんだ?』

『うんっ!』

その朝は、私のサッカーの話で盛り上がった。