ケータイ小説 野いちご

人魚姫の歌

バカな幼馴染み






「水亜ーーー!」








誰かが名前を呼ぶ。




私の名前を。



このどこか安心する、聞き覚えのある声は―――――………







「遼馬!」



私の名前をずっと呼んでいたのは、幼馴染みの遼馬だった。



廊下でバッタリ会ったのだ。遼馬は私を探してたみたいだけど。





「…何?まさかないとは思うけど、また…………?」



私には心当たりがあった。





ちょっと調子にのっているような、アホっぽいような声の時の遼馬は……………








「イヤー、まーたテストでオール赤点とっちゃってさぁ〜、また亜水に教えてもらおうかな〜ってさ☆」





がくっ




やっぱり。


思った通り。






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