人は誰でも、無意識のうちに、誰かを自分の身代わりにしている。
それは、親であったり友達であったり、恋人だったりする。
そして誰もが、知らず知らずのうちに、誰かの身代わりにされている。
それは、親であったり友達であったり、恋人だったりする。
人間は生きている限り、生きる為に必ず罪を犯す。
それを打ち消す為に、或いは半減させる為に、ひたすらそれを他人に転嫁する。
無意識なのか、それとも意識的なのかは分からない。
ただ、そうしなければ、背負い続ける罪業に耐え切れず、直ぐにでも潰れてしまうだろう。
それならば人間は、生きている事そのものが罪なも知れない。
生きる事が罪だからこそ、常に自分の身代わりを探しているのかも知れない。
ミガワリを――…
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