過去の罪と現在の禍… 未来が見えない焦燥感から、必死でその手に絡み付いた。 その手が誰であろうと、何処に向かおうと構わなかった。 孤独な日々と2人の残像から逃れられれば、それだけで良かった。 私が生き残った理由とは、一体何なのだろうか? あの時に言われた、私がやらなければならない事とは、一体何なのだろうか? この長く果てしない暗闇を抜けるのは、いつなのだろうか―― .