。*桜side*。





鬼の案内により無事屯所に辿り着くことがてき、ある部屋に通された。
 



「ここで待ってろ。」




ピシャリっ。





襖の締まる音を確認するとそっと溜息を吐いた。




今更焦ってどうすんだよ私。




落ち着け。


 

殺られそうになったら殺り返せばいいのよ!




大丈夫! 





1人自問自答を繰り返していると複数の足音が聞こえた。





3人くらいかな?






襖が開くとゴツイ顔つきの人と先程の鬼と仏のような穏やかな顔をした3人が入ってきた。




すると私の向いにゴツイ人が座り、その左右には鬼と仏が座った。




するとゴツイ人が口を開いた。


  
「いやぁー!待たせてすまなかった!私は近藤勇。どうぞ宜しく。」




「私は総長の山南敬助です。以後お見知りおきを。」




「俺は土方歳三。副長だ。」


 

「私は松村桜はです!宜しくお願いします!」