自己紹介の次の日の朝、珍しく目覚ましより先に起きた俺は寝付けず、早々に学校の準備をした。


学校に着いたときには、まだ8時をまわっていなかった。


校舎にはちらほらとしか生徒が居ない。

静かに椅子に腰掛け、机に突っ伏した。


ここに来て、襲ってくる睡魔に少しの苛立ちを感じながら。


ガラリ…

誰かがドアを開ける音が耳に届いた。


起きることなく、突っ伏したままちかづいてくる足音に耳を傾けた。