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それから、忍としての特訓が続いた。


だけど、外で実戦をやる事は許されなかった。


……それが、まだ自分の実力が足りないという事は、容易に理解出来た。


そして……


そんな日々が、五年も続いたのだ。


俺は、十歳になり、苦無もまともに投げれるようになった。


父上のように、的のど真ん中に……。


山崎流の忍の者は、荒々しく戦いつつも、闇に紛れる。


しかし、それとは真逆の戦い方があった。


それは……













「──そろそろ、小松家を倒さないか」