私、好きなのかな!?




ずっとここ数週間悩んでいた。






目をつむっても海斗くんの顔が出てくる。




「う~ん…」



「どうしたの?ゆい。」


「お母さん、どうして、お父さんのこと好きだってわかったの?」


「う~ん…言葉では説明しにくいけど、お母さんの頭の中がお父さんでいっぱいになってね、お父さんが幸せだったら私も幸せって思うようになったの。それがきっかけで好きだって気づいてこうやって結婚したのよ。」



「そうなんだ。ありがとう。」





「ふふふ。もうそんな年頃になったのかしら」


そう呟いたのが聞こえた。





私は心に誓った。



明日はみんなに私のこの気持ちを話そう。
そして正直になろう。