入学式長すぎだろ…

隣に座ってる花蓮は真面目な顔して聞いてるけど疲れてそうだな…

HRも終わって帰ろうとした。
案の定…ギャルっぽい女子が話しかけてきた

俺はお前らと一緒に帰る気なんかない。
今日はどうしても花蓮の住んでる家にたどり着かなきゃならない。
これとした作戦はないけど…なんとかしないと
おやじたちの会社が取られる前に

そんな時。
花蓮の悲鳴が廊下を駆け抜けた

男の直感。やばい
花蓮が…

そう思ったら行かなきゃならないような気がした
周りの女を押しのけ

花蓮を連れて行った奴らの後を追う

携帯を開き
井上斗真

あった。電話をした

「すぐに屋上に来い」

「花蓮ちゃんか?りょーかい」

井上斗真は幼馴染
俺と花蓮のことも。俺たちの使命のことも

唯一の親友だ
助けてもらって俺は今ここにいる
斗真がいなかったらきっと何もできないだろう