ケータイ小説 野いちご

ニセモノ×初恋=??

1×始まり
=本当に私で大丈夫?

下校のチャイムがなると同時に、クラスメート達が一斉に動き始める。

私も椅子に座ったまま思いっきり背伸びをした。

「さーなっ。午後からは眠そうだったねぇ」

私の目の前に美波ちゃんがやってきた。

「んー…昨日寝るのが遅かったから…」

肩を回しながら答える。

「また本読んでたの?」

「うん、この前借りてたやつがおもしろかったからさ、ついもう一回読んじゃって」

「お昼も図書室から帰ってくるの遅かったしね~」

クラスメートである菜緒ちゃん(東中野 菜緒:ひがしなかの なお)もその場にやってきてそう言った。

私は美波ちゃんと菜緒ちゃんと仲が良く、三人で行動することが多かった。

図書室、というフレーズに思わずびくっ、とするが、なるべく不自然にならないように持ちこたえる。

「目当ての本、見つからなかったの?一緒に探そうか?」

美波ちゃんがそう言ってくれたが、

「ううん、時間かかったけどあったよ。ありがとう」

と断った。

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