ケータイ小説 野いちご

ニセモノ×初恋=??

1×始まり
=クラスメートは見た、そして見られてた

「児玉くん、好きです…」

ふわふわの髪。

爪の先まできちんと手入れされた、いかにも女の子!という感じの外見。

頬を真っ赤にしてうつむきながら告白をしてるのは、とてもかわいらしい女の子だった。

もちろんそれは、私(各務 沙菜:かがみ さな)じゃない。

名前は知らないけど、確か他のクラスの女子だ。

告白されてる相手は顔の整ったイケメンの部類に属するクラスメート、児玉 樹(こだま いつき)。

いつもクールな感じがする綺麗な顔立ちのクラスメートは、あまり私と親しいわけではないが、最低限の会話くらいしかしたことない。

親友の美波ちゃん(高倉美波:たかくらみなみ)情報だと、とてもモテてるらしいが、彼女がいるかどうかは謎だと言っていた。

まるで少女漫画のワンシーンのような光景をこそこそと見るはめになってしまった私は、二人に気付かれないように、なるべく気配を消せるように息をひそめた。

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