あー…涼介としちゃった…。

どーしよ。もっときまずい…。

学校ほんとやだな…。


「いってきまーす」


ガチャ。


「愛佳。おはよ!」


「おはよ…。」


「いこーぜ」


あたしはいつも通り、
涼介の自転車のうしろにのった。


「ねぇ、涼介。」


「なんだよ」


「あたしのこと…好き?」


あれ?なにいってんだろ。あたし。


「あたりめーだろ」


「よかった…。」


なんでだろ。涙がでてくる。


「お、おい。愛佳…。」


「ごめんっ…。心配なだけなの…。」


「愛佳…。ごめんな。」