エステの店を閉めて外へ出た。


シトシトと冷たい雨が降っていた。


雨は気持ちをブルーにさせる。


でも今は…

たとえ雲一つなく綺麗な星空の下にいたとしても

きっとこのブルーな気持ちは変わらないはず?



斗真に会えない…。



ただそれだけの事が私の気持ちを深く深く沈めていた。


そう…


あのバレンタインデー以来、エンジェルには行ってない。


香織から何度も誘われたけど、仕事が忙しいのを理由にして断っていた。



理由はただ一つ。



斗真に笑ってあう自信がなかったから…