ジャーーー…


水道の蛇口をひねり、花瓶に水を入れた。

そして源喜さんが置いていったヒマワリを、花瓶に入れる。



あれから3日間

源喜さんが、私の前に現れることはなかった。


待っているわけではないが、

あの出来事が、全て夢だったんじゃないかと思ってしまう自分がいて…

なんだかすごく、すっきりしない。


でもこのヒマワリを見るたびに、『夢じゃなかったんだ』と思える。



ヒマワリは全くしおれたり、枯れることもなく…

元気に咲いて、とてもいい香りがする。




コト…


ヒマワリが入った花瓶を机に置き、ソファーに座って、ボーッとテレビを眺めた。



源喜さん…『また来る』なんて言ってたけど・・

本当に来るのかな。


って…

なんだかこれじゃあ、待ってるみたいじゃん…


待ってるわけじゃないんだけどなぁ(汗)

でもなんか……気になっちゃう。





『お前なら…鬼一族を任せられる』





…源喜さんに、あんなこと言われちゃあね……

そりゃあ、気になるわ。