『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオォォーーー!!!!!!!』


怪物は、どんどん攻撃力を増す。

鬼一族の神社も、もう結構壊されちゃってる…



「ハァ…こいつ……どんどん元気になってるぞ…」

「…攻撃出来ねえなんて・・どうしたらいいんだ…」


もう随分と地上を離れ、飛びながら戦っている3人。

疲れが見え始めているのは、誰が見てもわかっていた。




「2人とも悪い。ちょっとだけ時間をくれ…」


すると源喜さんは、地面に降り、怪物をじっと見つめ始めた。

空中では、飛龍さんと楓さんが、怪物と戦っている…



源喜さん、何をする気?




「源喜兄…怪物のことを、分析してる……」

「…!」


分析…?




「鬼一族は、それぞれ特殊な力を持ってるんだ。火、水、雷、光、氷、木、草…など・・それらを操る能力があるんだよ」




純麻くんから、その言葉を聞いて、私は以前源喜さんから聞いたことのある言葉を、思い出した。




「もしかして…その能力を使うと、瞳が光ったり……?」