俺は一人、夜の町へと歩きだした。 といっても、歓楽街があるわけではない。勿論、酒場へといくつもりだ。 仕事は選べない。 とりあえず、今は目の前のことをしようと思うから。逃げようと思えば、リーフと二人軽くにげられる。 いつだって、違う町にいくことはできた。 けれど、しばらくこの町にいたいと思ったのは偶然なんかじゃなかった。 きっと、運命だったと思える日がやって来ると思う。