血が騒ぐ…

啼いている…

何処か遠くで…

君が歌っているから…


もう『私』は何処にもいないのに、俺は何故か引きずっている。

俺が俺として生きていこうと思ったあの日から…。



『サヨナラ母さん、父さん』


二人の思い出が詰まった故郷なんかに、俺は暮らせない。

悲しいから…