暗闇の中をひたすら走る。
一体自分が、何から逃げているのかわからないのに。
得体の知れない恐怖がじわじわと心を侵食し始める。
ただ本能的に悟った、これは夢だけど、夢じゃない――
真実の夢、なのだと。
ケータイ小説 野いちご
祠の鬼
迷走、闇の中
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迷走、闇の中
暗闇の中をひたすら走る。
一体自分が、何から逃げているのかわからないのに。
得体の知れない恐怖がじわじわと心を侵食し始める。
ただ本能的に悟った、これは夢だけど、夢じゃない――
真実の夢、なのだと。