「・・・・・・さ・・ま・・桜龍姫樣」

・・ん
もう朝?

「桜龍姫樣。朝ですよ」

『御早う。桜』

桜は私、【龍】こと桜龍姫の
分身のような者。

っと言っても私にしか見えない。


普段、私たちは木の上で寝起きしている。


「っ!桜龍姫樣、こちらに向かって来ている者がいます。」

『・・二人くらいね』

見つかったら厄介だ。